常に変化を加える事
私達の施設では特別行事を行う際に、心掛けている事が1つだけあります。
それは題名にもある通り
「常に変化を加える事」
施設内での生活が、日常の9割以上を占める入居者さん達にとって、
「春祭り」などの特別行事を楽しみにしている方がとても多いです。
ただ、毎年同じ事をしていると先が読めて、飽きてしまい、
沢山の人が途中でつまらなそうな表情を見せることが過去にありました。
そうすると職員にも、
「一生懸命やってもやらなくても一緒なら、やらなくていいんじゃない?」
「このくらいでいいんじゃない?」
といった考えが生まれてしまいます。
本来は「入居者さん達が楽しめるように」という主旨で行っていたはずなのに
その主旨から外れ、入居者さんが主体ではなく、職員本位の「行事」になってしまうのです。
(コンサートのように社長がやりたいという場合もありますが)
それでは、せっかく皆の時間を割いて普段とは違う行事を行っても、
職員も楽しくない、入居者も楽しくない、
ただお金と時間をダラダラ消費する‘つまらない時間‘となってしまいます。
そこで、物事に「常に変化を加える」ことで、
入居者さんにとっては毎回が新鮮で、
「今回は何をやるんだろう?」といった期待も膨らむし、刺激になります。
職員にとってはマンネリ化を防ぎ、
自分達で「今回は何をして入居者さんを楽しませようかな?」といった
主旨の原点に帰ってもらうきっかけになります。
とてもシンプルですが、
自分たちの考えを形にして、実行する。
当然、毎回すんなり決まるわけではないのですが( ;∀;)
それでも、ただトップダウンの指示に従うのとは、仕事に対する面白さややりがいが全然違います。
そして何より
その対価として頂ける、入居者さん達の「笑顔」と「言葉」に充実感を覚えます。
綺麗事を言うつもりはありませんが、
「ありがとう」と言われて
嬉しくない人なんかいません。
準備に時間もかかるし、予定通りいかない事も多かったけれど
また「ありがとう」って言ってもらえるように
そして「楽しかった」と言ってもらえるように
皆で力を合わせて作り上げた、今年の‘‘ぬくもり春祭り2019‘‘をご覧ください。
ぬくもり春祭り2019の写真&動画
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